石原良純が路上飲みの若者を擁護「みんな月曜日から違う世界観が広がる覚悟はあると思う」

石原良純

新型コロナの第4波に襲われ、3度目の緊急事態宣言が4都府県に出される前の金曜、土曜日には駆け込み飲み、買い物で、東京・渋谷や銀座の繁華街に多くの人が集まった。

「宣言の期間中は徹底したステイホームをお願いしたい」との小池百合子東京都知事の言葉を逆手に取った印象だ。また、小池知事の「繁華街の20時以降消灯」要請で、25日夜には一部の街のネオンなどは消えたが、新宿・歌舞伎町などは午後9時をすぎても多くの明かりはともったままだった。

そんな夜の街に繰り出し路上飲みをして、大声で笑い、話していたのはほとんどが若者たちだ。変異型のウイルスが若年層にも感染しやすいことを知らないわけでもないだろうに。

こんな危険な状況を詳報したのは、26日のテレビ朝日系ワイドショー「モーニングショー」だ。コメンテーターとして出演している俳優で気象予報士の石原良純は「若い人たちが金曜日の晩に会いたい!っていう気持ちもわかるじゃないですか。でも、みんな月曜日から違う世界観が広がる覚悟はあると思う」と繁華街に繰り出した若者たちを擁護してみせた。

感染者の急増は、20代の若者が多いのは事実。小池都知事にすれば、目のカタキ的な存在かもしれない。だが、横文字を多用し、いろんな言い回しで発信しても、若者の心に響いていないことだけは確かなようだ。

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