長谷川奈央 高級クラブのホステス役でピアノ演奏に初挑戦「ガタガタ指が震えてました」

左から市原綾真、長谷川奈央

女優・長谷川奈央(28)、俳優・市原綾真(24)が26日、東京・渋谷区のヒューマントラスト渋谷で行われた映画「美しき誘惑―現代の画皮―」(赤羽博監督、5月14日公開)完成披露舞台あいさつに登場した。

映画のサブタイトルにある「画皮」とは昔の中国の伝奇物語で、妖魔が人をたぶらかすためにかぶる「美女の顔や手足を描いた人間の皮」のこと。

長谷川は才色兼備で誰もが振り向く美しさを備えた「山本舞子」を演じた。舞子の〝夜の顔〟は銀座の高級クラブで働き、自分の美しさにふさわしい男性を品定めするホステス、というなんとも妖艶な役。登壇すると「本日、緊急事態宣言で来られなかったお客様にも気持ちが届くように」とあいさつ。市原とのダブル主演作について「市原さんが堂々とされていて、現場でも助けていただきました」と語った。

一方、市原は未来の総理大臣候補・塩村太郎を演じ、「事務所の先輩の奈央さんに助けていただきました」とあいさつ。長谷川が作品について「たくさんのスタッフの素晴らしい技術によって、より深いものになっていましたね」と話すと、市原も「普段だったら目に見えない心の動きなどが、描き出している作品だと思いました」と感想を語った。

映画のクライマックスは舞子と太郎が戦うシーン。ラストシーンにお坊さんの姿で登場する市原は「地毛を剃りました。スキンヘッド専門のお店で40年の歴史があるそうです。スキンヘッドにするなんて、人生で1度かと思ったら、ポスター撮影で2回目がありました」と苦笑い。長谷川は「ピアノの演奏が初挑戦でした。楽譜が読めないんですが、3か月練習して、本番当日はガタガタ指が震えてました」と笑った。

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