サンドウィッチマンが「おかえりモネ」土曜放送分のナビゲーターに就任。「宮城県の魅力がたくさん伝わるといい」

サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が、NHK総合ほかで5月17日スタートの連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00ほか)の、1週間の放送を振り返って解説する土曜放送分のナビゲーターを務めることが決まった。

本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送ったヒロイン・永浦百音(清原果那)が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた、安達奈緒子氏の脚本によるオリジナル作品で、内野聖陽、鈴木京香、坂口健太郎、西島秀俊、永瀬廉らも出演する。

ドラマの舞台となる宮城県出身で、みやぎ絆大使、東北楽天ゴールデンイーグルス応援大使、宮城ラグビー親善大使なども務める2人。ナビゲーター就任にあたり、伊達が「このお話をいただいて、率直な感想は『あ、ドラマ出演じゃないんだ』っていう…(笑)。宮城が舞台だから、ちょい役あるかもって思ってましたけどね。まあ、もし俺がやるなら登米の森林組合のベテラン作業員とかかな」と役柄を挙げると、富澤が「僕はりょーちん(永瀬演じる及川亮)の役柄かな。幼なじみとして」とボケて、伊達から「お前、りょーちんの位置!? お前だけ1人飛び抜けておじさんだぞ」とツッコミが。続けて伊達が「このドラマで宮城県がフィーチャーされて、宮城県の魅力がたくさん伝わるといいよね。朝ドラは結構好きで見てるけど、たぶん『おかえりモネ』が最高傑作じゃないかな」と期待すると、「まぁ俺は、朝弱いから見てないんだよね」という富澤に、伊達は「朝弱いとか、そういう問題じゃないから!」と苦笑した。

また、気になるキャストを尋ねると2人そろって「三生(前田航基演じるモネの幼なじみ・後藤三生)です」と即答し、「いい味出してるよな。やっぱり同じ芸人仲間として見ちゃうわ」(富澤)、「それから、ヒロインの清原さんも笑顔もすてきだし、演技もすごい。いろんなシーンがあるけど見入っちゃう」(伊達)、「脇を固める人たちも豪華すぎだよね。仙台出身の鈴木京香さんも出ていらっしゃるし」(富澤)と魅力的なキャストがそろっていることを訴える。

さらに、劇中、東日本大震災も描かれることに関して伊達は「俺たちも震災当時、気仙沼の安波山に避難しましたし、その後も気仙沼には何度も行っているから感慨深い。モネが経験した、その日その場にいた、いないで感覚が変わってくるというのは確かにそうだと思ったし、ドラマの中でも繊細に描かれているなと思いました」、富澤は「震災を経験した登場人物たちのセリフも、心に刺さるものがありましたね」と胸に響いた様子。

そして視聴者に向け、「まずは振り返りじゃなくて本編を見て欲しいよね。逆に土曜日の振り返りから気になって本編を見る、という入り方をしてもらってもいいと思う」と伊達がアピールすると、富澤は「土曜は俺らも出てるから、よりお得感あるよね。俺らは宮城のこと、よく知っているからね。牡蠣養殖についても詳しいし!」と自信たっぷりにコメント。伊達は「恥ずかしいな!自分で自分が出演することにお得感とか(笑)。宮城のいいところやうまいものを知ってるから、一緒に楽しみたいよね」と話した。

2人の起用にあたり、制作統括の吉永証氏は「宮城を舞台に描く朝ドラ『おかえりモネ』。土曜日の案内役候補を考えた時、真っ先に思い浮かんだのがサンドウィッチマンさんです。お二人の魅力は、何といっても、人に対する優しいまなざしと、軽妙なトーク。故郷・宮城への愛と、視聴者と同じ目線で『おかえりモネ』を見てくれるのは、お二人しかいないと、お願いしました。初めてお二人にお会いした日。テレビで見ているままの気取らない人柄に感激し、お願いしてよかったと実感しました」と語っている。

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