25日に投開票が行われた3つの国政選挙で自民党が全敗を喫したことを受けて、「菅降ろし」が起きるのかどうかに注目が集まっている。
この件について元東京都知事の舛添要一氏がツイッターを更新している。舛添氏は世論調査のデータから菅内閣のコロナ対策に国民の不満が溜まっていると指摘。その上で、「国政補選・再選挙で自民党は全敗したが、これはコロナ対策への不満が背景にある。今後、党内で二階幹事長を中心に菅降ろしが顕在化する可能性がある」と分析した。
1つも勝てなかったとあっては菅義偉首相に〝選挙の顔〟として失格の烙印が押されても仕方がない。この状況に菅政権の打倒を目指す野党は鼻息が荒くなっている…かと思えばそうではない。
野党関係者は「いや、なんとか選挙後に菅降ろしだけは起きないでほしいなとヒヤヒヤしていましたよ。だって、首相が他の人に代わったら自民党に有利じゃないですか。今回、3勝したように菅首相のままの方が野党は戦いやすいですから」と明かした。
現状、ポスト菅が不在ということもあり、菅降ろしという空気にはなっていない。もっとも舛添氏の分析通り、二階俊博幹事長の動きで空気が変わることもありえる。