羽田太河、MotoGP第4戦スペインGPのMoto2クラスにNTSから代役参戦決定

 4月25日、ロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦しているNTS RW Racing GPは、MotoGP第4戦スペインGPで怪我を負っているバリー・バルトゥスの代役として羽田太河を起用すると発表した。

 第1戦カタールGPのフリー走行3回目(FP3)で、バルトゥスは転倒を喫して左手首を骨折。以降のレースは回復を優先させるため欠場しており、第3戦ポルトガルGPではフレーザー・ロジャースが代役を務めた。

 そして、4月30日~5月2日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催される第4戦スペインGPには日本人ライダーの羽田が代役として起用されることとなった。

羽田太河(AGR Team)/FIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権

 羽田は、アジアロードレース選手権(ARRC)のアンダーボーンの経験を経て、2015~2018年までARRCのSS600に参戦した。2019年には全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにエントリーし、昨年からはFIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権にフル参戦している。

 2016年にCEV Moto2でNTSからスポット参戦したこともある羽田は「はじめに、このような機会を与えてくれたチーム、そしてもちろんすべてのスポンサーとNTSに感謝したいと思います」と語った。

「今回のヘレスでの主な目標は、トラブルなくレースを終えることです。また、レギュラーライダーやチームメイトのハフィス・シャーリンから学びたいと思っています。最後に、多くのデータを収集し、多くのフィードバックを提供することで、チームの技術者たちをできる限り助けたいと思います」

羽田太河(AGR Team)/FIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権

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