梅村みずほ参院議員 殺人未遂容疑の公設秘書が殺意否認で「本人を信じてあげたい」

緊急会見を開いた梅村みずほ参院議員

日本維新の会・梅村みずほ参院議員(42)が26日、国会内で開いた会見で公設第一秘書の成松圭太容疑者(31)が殺人未遂で逮捕された件で謝罪した。

この事件は成松容疑者が25日午前2時45分頃、堺市堺区の路上で乗用車を運転し、知人男性(31)を車ではね、その後も男性を殴るなどして殺害しようとした疑いが持たれている。

大阪府警堺署の発表によると、被害者の男性は頭などに軽傷を負った。男性宅で一緒に食事をしている最中に口論になったという。

梅村氏は26日午後9時過ぎ、堺署からの連絡で成松容疑者の逮捕を知りぼうぜんとしたという。

成松容疑者は新型コロナウイルス感染防止のため、大阪府に緊急事態宣言が出された初日のタイミングで犯行に及んだ。

梅村氏は「本人とまだ直接話していない。まだ完全に受け止めきれていません。公設秘書の成松は、皆さまの税金によって報酬が支払われています。その立場を忘れてこのような行動を取ったのは大変情けないし、社会人としてあるまじき行為です。私の不徳の致すところです」と謝罪した。

成松容疑者は堺市議会議員、大阪府議会議員の秘書を経て、2019年から梅村事務所に勤務している。日ごろの勤務態度について、梅村氏は「まじめで人付き合いが上手。私に取っては頼もしい存在でした」と説明した。

自身の処遇は党に一任し、半年間の議員歳費を返上。成松容疑者の処分については、本人と話し合いを行ってから決めたいとした。

成松容疑者は現在、殺意を否認。梅村氏は「本人が殺意がなかったと言っているのであれば、本人を信じてあげたいです」と声を詰まらせた。

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