プロフィギュアスケーターで元世界女王の浅田真央(30)が26日、自身がプロデュースするアイスショー「浅田真央サンクスツアー」の千秋楽公演(横浜アリーナ)を行った。
2017年4月に現役引退。一時はスケートとの決別も考えたが「私にはスケートしかない」と思い立ち、18年5月に同ツアーを立ち上げた。これまで約3年間、積み上げたツアーの数は全国各地で200公演。ここ1年は新型コロナウイルス禍という困難が公演を直撃。中止や延期を余儀なくされたが、現役時代と同じように不屈の魂で乗り越え、千秋楽を迎えた。
この日、コロナ禍にも関わらず大勢の観客が詰めかけた。15歳のころから真央を応援してきたファンは約1時間半の熱演に声援ではなく、拍手で熱い思いを送った。
公演の終盤には青い衣装に身を包み、いまや伝説となった14年ソチ五輪のフリーのフィニッシュを再現。マスクをし、声を殺して涙を流すファンもいた。
約3年の全国行脚は27日がラスト公演となる。