巨人の新外国人テームズ&スモーク合流で打順どうなる? 梶谷&松原への影響は…

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

2軍でテームズは打率5割&4本塁打、スモークは死球の影響で2試合欠場も状態次第か

巨人は広島との3連戦で2連敗を喫し、3位に転落。27日からは2位・ヤクルトと神宮球場で対戦する。当初3連戦の予定だったが、緊急時代宣言発令で2試合が無観客試合、1試合が延期に。ファンが戻るまでにチーム状態を上げたいところ。2軍で調整を続けていた新外国人のジャスティン・スモーク内野手とエリック・テームズ外野手がカンフル剤になれるのか。打順がどう組まれるのか、探ってみたい。

メジャー通算96発のテームズと、196発のスモーク。状態がいいのはテームズの方だ。25日のイースタン・日本ハム戦(鎌ヶ谷)で適時打に本塁打も放つなど、好調をキープ。24日は2打席連続アーチを描くなど、9試合に出場し、打率は5割。15打点に4本塁打とポイントゲッターにもなり得る存在。4番・岡本、5番・丸を固定していくならば、3番に置くのがベターだろう。

テームズを3番にすることで、坂本勇人内野手が2番。1番は復調ムードの梶谷隆幸外野手か、攻守にキラリと光る松原聖弥外野手か。だが、松原の起用は、同じ外野手のスモークの状態にも関わってくる。スモークが一塁、テームズが左翼で出場となれば、中堅・丸、右翼・梶谷でベンチスタートになる可能性もある。

左の大砲・スモークは2軍戦で死球を受けた影響で2試合欠場したが、2軍で7試合で打率.333。5打点で本塁打はまだ出ていない。率はあるが、本調子ではなく、1軍のスタメンで起用し続けながら、状態を見極めていくことになるだろう。スモークが先発に入るならば、5番の丸の後を打つ6~7番で様子を見たいところだ。

原監督の考える野球はスタメンの9人が全てではない。後から出てくる選手の厚みがものを言う。テームズ、スモークの先発によって松原のような状態の良い選手や、ウィーラーら実績のある選手が先発ではなくなるが、与えられた状況でどのようにや役割を果たすかも注目したい。ベンチ一体で勝つ野球で、上位浮上を目指していく。(Full-Count編集部)

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