神田川俊郎さん死去 大村・向陽高で長年指導 理事長「返しきれないほどの恩」

向陽高の料理コンクールで生徒にアドバイスをする神田川さん(左から2人目)=2012年4月、大村市西三城町、同校

 料理人の神田川俊郎さんは、大村市の向陽高で2003年の調理科創設当時から生徒の指導に携わり、04年から現在まで同科最高顧問を務めていた。学校法人向陽学園の烏山雅之理事長は突然の訃報に「先生には返しきれないほどの恩があり、大変ショック」と言葉を絞り出した。
 神田川さんは、すしコンテストや料理コンクールなど校内のイベントにも積極的に参加し、生徒の成長を見守ってきた。烏山理事長は「教えを受けた中には、東京などで活躍している卒業生もいる。料理の道とは何かを背中で示し、温かい言葉で生徒を育ててくれた」と悼んだ。

 


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