体育会活動を教育の一環に 関西学院大学が競技スポーツ局創設

関西学院大学は体育会活動を支援するための競技スポーツ局を学内に新設した。これまで課外活動としてきた体育会を正課外教育と位置づけ、大学教育の一環に組み入れたためで、MBSメディアホールディングスのグループ会社・MGスポーツが運営などに協力する。

関西学院大学によると、競技スポーツ局は学生スポーツの統括組織として設けられる。大学の将来構想で体育会活動を正課外教育と位置づけ、2027年までの長期戦略で学生スポーツ統括組織の新設が打ち出されたのを受けて設置された。

加盟団体は硬式野球部、アメリカンフットボール部、サッカー部、ラグビー部、ゴルフ部など8団体10チーム。学内には加盟資格を持つ団体として体育会43部、応援団総部3部があり、申請があれば審査のうえで加盟の是非を判断する。

競技スポーツ局は体育会活動をチームワークやリーダーシップ、問題発見・課題解決能力を獲得する教育的な価値が高いプログラムに再構築し、当該スポーツの歴史や文化、心理学、マネジメントなど教養獲得とキャリア形成支援のプログラムを開設する。

さらに、体育会活動を支えてくれる地域に貢献するため、従来からの清掃活動、ボランティア活動などに加え、地域に愛される大学スポーツとなるよう新たな取り組みを始める方針。

参考:

関西学院大学競技スポーツ局

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