Rマドリードが7選手売却で約325億円”節約” 放出候補ベイルがリスト外の理由は

ガレス・ベイル(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが今夏に7人の選手を売却し、2億5000万ユーロ(約325億円)を〝節約〟すると、同国紙「アス」が報じた。

同紙によると、Rマドリードは新型コロナウイルの影響による大幅な収入減もあって、2020―21シーズンの予算で約9100万ユーロ(約118億3000万円)の損失を見込んでいる中、今夏の選手売却で発生する移籍金収入と給与削減が実現できるという。

放出候補とされるのはDFアルバロ・オドリオゾラ(25)、MFイスコ(29)、FWマリアーノ・ディアス(27)、DFラファエル・バラン(28)、DFマルセロ(32)にドイツ1部Eフランクフルトにレンタル中のFWルカ・ヨビッチ(23)、イングランド・プレミアリーグのアーセナルに貸し出されているMFダニ・セバージョス(24)の7人という。

同紙は「7人でクラブはかなりの収入を得ることができる。サッカー選手の評価を考慮に入れると、全員が去った場合、節約額は約2億5000万ユーロに達する可能性がある。高い移籍金を要求する選手もいるので、それはおそらくさらに高いだろう」と伝えた。

その一方で、イングランド・プレミアリーグのトットナムに貸し出されているFWガレス・ベイル(31)はリストから除外されている。同紙によると、手取り年俸1500万ユーロ(約22億5000万円)と高額なサラリーが移籍を邪魔しているとし「Rマドリードは過去2年間、ベイルを売ることができず、次の夏に成功する可能性は低い」と指摘した。

Rマドリードにとって〝不良債権〟となっているが、来季も他クラブにレンタルする方針と伝えている。

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