UEFAがイブラヒモビッチを規定違反で調査 賭博会社との金銭的利害の疑い

苦境に立たされるイブラヒモビッチ(ロイター)

欧州サッカー連盟(UEFA)は26日に「賭博会社との金銭的利害の疑い」でイタリア1部ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(39)の調査を開始すると発表した。

イブラヒモビッチが設立した「ゲームデイググループPLC」社はスポーツベッティング会社「Bethard」の株主だったことが判明。UEFAは選手がベッティング会社と金銭的な利害関係を持つことを禁止する倫理規定に違反しているとし、罰金や最大で3年間の出場停止になる可能性があると各メディアが報じていた。

そんな中、英公共放送「BBC」によると、UEFAは「ズラタン・イブラヒモビッチ氏が賭け会社に金銭的利害関係を持っているとして、UEFAの懲戒規則に違反する可能性について懲戒調査を行うために、UEFAの倫理および懲戒検査官が任命された」との声明を発表したという。

39歳のイブラヒモビッチは今季イタリア1部リーグで15得点をマークし、ACミランと1年の契約延長が決まったばかり。念願のスウェーデン代表にも復帰するなど絶好調だが、出場停止となれば選手キャリアにも大きな影響が出かねないだけに、今後の動向が注目されている。

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