現役法医解剖医が「女性の死」について言及したノンフィクション書籍をコミカライズ化!

現役法医解剖医が「女性の死」について言及したノンフィクション書籍「女性の死に方」をコミカライズ化。

私は日々、 「死」から「生」を見ている。 どのような死を迎えるかは、 その人がどのように生きたかと密接につながっている。 ――そう語るのは、 現役法医解剖医であり、 20 年にわたりおよそ3,000体の遺体を解剖してきた西尾元氏。

あまり知られていないが、 法医解剖には「司法解剖」「調査法解剖」「監察医解剖」「承諾解剖」の4つがあり、 よく耳にする司法解剖は、 ‶事件性がある″と疑われた場合に行う犯罪捜査目的の解剖だが、 その数はさほど多くはない。

西尾氏の法医学教室で行わているのは、 ‶事件性がない″と判断された異状死体に対する調査法解剖(主に身元不明者を対象に犯罪の見逃し防止のために行う)と、 死因究明のため遺族の承諾のもとに行う承諾解剖がほとんどで、 遺体の男女比はおよそ7対3と、 圧倒的に男性のほうが多い。 だが近年、 西尾氏は「どのような死を迎えるか」という問いは、 今後、 女性にとって避けられない重要なテーマになると考えるようになったという。

それは、 女性の生き方が多様化し、 生涯にわたり仕事を続ける人や、 結婚という選択をしない人も増え、 そうした生き方の変化が、 死に方にも大きな変化をもたらす予兆を感じているからだという 。 試し読みはコチラから。

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