【27日】長崎県内新たに43人新型コロナ感染 英国由来、変異株17人確定

27日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(26日午後7時現在)

 長崎県などは27日、県内で新たに計43人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の累計感染者数は2010人となった。また県は18日までのスクリーニング検査で変異株の疑いだった県内感染者17人が英国由来の変異株と確定したと公表。県内での変異株確認はいずれも英国由来の計31人となった。
 長崎市の感染者は29人。店名非公表の飲食店で新たに3人判明し、これまでの公表分と含め計6人のクラスター(感染者集団)となった。クラスター関連では、別の店名非公表の飲食店で新たに客3人、施設名非公表の介護施設とスナック「CHOCO BALL」でも、それぞれ新たに1人を確認。市立中関係者1人も判明し同日、関係する学級を閉鎖した。
 同市三ツ山町のヘルパーステーション「恵の丘」は、25日までに職員2人と利用者4人が感染したと公表。5月5日まで訪問介護事業を臨時休業する。
 対馬市の30代男性と年齢非公表の女性は、クラスターが発生したスナックを利用。諫早市の40代男性会社員は、県庁に勤務する委託業者。県民と接する業務はなく、2週間以内に仕事で県外者と接触があった。
 佐世保市は7人の感染が判明。このうち3人は26日に感染を公表した70代女性の濃厚接触者だった。
 長崎市は県外事例として、市新庁舎建設現場の作業員2人の感染を発表。市職員への接触や工事への影響はないという。
 また県によると、ワクチンを接種した医療従事者20人に副反応の疑いがある症状が確認された。内訳は20~60代の女性17人、10代と40代と60代の男性各1人。じんましんや発熱などで、入院の必要はなかった。
 十八親和銀行(長崎市)は27日、江迎支店(佐世保市江迎町)の女性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

 


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