“紀州のドン・ファン”元妻逮捕を新型コロナウイルスが後押し?

野崎幸助氏(右)と逮捕された元妻・須藤早貴容疑者

3年前の5月に起きた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助氏(77=当時)が覚せい剤の成分を多量に摂取させられ殺された事件が、大きく動いた。25歳の元妻、須藤早貴容疑者が逮捕されたのだ。野崎氏は莫大な資産をバックボーンに、多くの女性と交際し“紀州のドン・ファン”としてメディアにも取り上げられ日本中に知られた存在だった。

この衝撃的ニュースを取り上げたテレビ朝日系ワイドショー「モーニングショー」の取材から受けた弁護士の大沢孝征氏は「もし海外に行かれてしまうと捜査がやりにくいのは事実。ある意味、このコロナの事態で出入国ができなかったのも逮捕にプラスになったと思います」と語った。

確かに須藤容疑者が犯人であるならば、捜査の手から逃れるため、日本を脱出することは十分に考えられる。もしコロナ禍でなく平時であったらすでに海外に“高飛び”され、逮捕が遠のいてしまった可能性はある。

13億円は下らないといわれる遺産は、野崎氏の意向で田辺市に全額寄付されることになっている。今後、逮捕された須藤容疑者が、取り調べで何を語るか注目される。

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