青春出版社は『図説 日本の異界を歩く!遠野物語』(志村有弘/監修)を5月8日に発売。 大型連休でも旅行しづらい昨今、 ふんだんな図版や写真で民話の里「遠野」をめぐる、 大人に読んでいただきたい一冊。
日本の原風景を今に残す場所、 遠野。 柳田國男の代表的民話『遠野物語』に登場する精霊や妖怪たちは、 人びとの前にごく自然に姿を現わし、 ふれあい、 心優しい行動や恐怖を抱かせたりすることで「それは真実なのだ」と納得させてくれる。 オシラサマ、 オクナイサマ、 座敷童子といった家神・精霊。 異人・妖怪ともいうべき山男、 空を飛ぶ山女、 娘を食う山姥、 天狗など…。 遠野に古くから語り継がれる民話の真の姿を、 ふんだんな図版で浮き彫りにした一冊。
【主な構成】
●序章:遠野物語とはなにか
●第一章:神々と精霊
オシラサマ、 座敷童子、 山の神々…
●第二章:霊魂と妖怪
山男、 神隠し、 大津波…
●第三章:動物と人間
河童、 狐、 蛇、 白い鹿…
●第四章:伝承と年中行事
池ノ端の石臼、 雨風祭…
●終章:柳田國男の生涯