“紀州のドン・ファン”は事件前日に人間ドック受診していた! 根強かった〝他殺説〟

亡くなった野崎幸助さん

〝紀州のドン・ファン〟こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)が急性覚せい剤中毒で死亡した事件で、和歌山県警は28日、殺人と覚せい剤取締法違反の疑いで、元妻の須藤早貴容疑者(25)を逮捕した。

今回、県警が逮捕に踏み切ったのは、須藤容疑者がインターネットの閲覧履歴で覚せい剤について検索していたことや、自殺の可能性が完全になくなったことが挙げられるという。

だが、事件発生当初から自殺の線は薄いとされていた。同氏と親交のある芸能関係者の証言。

「野崎さんが亡くなったのは2018年5月24日ですが、実は前日の23日に都内の有名病院で人間ドックの精密検査を受けているんです。過去2回脳梗塞を患っていたので。健康にはとても気を使っており、タバコは一切吸わないし、酒もビールを少量。そんな人が覚せい剤を常用するはずがない。何より、長生きして美女と遊ぶのが楽しみな人だったんですから」

この関係者は、野崎氏より先に死亡した愛犬イブのお別れ会について相談するため23日に2回同氏に電話したという。

「元気な様子で変わりなかった。お別れの会は6月11日に行う予定だったんです。野崎氏の死を知ったとき『おかしいな』とと思いましたね」(同関係者)

元妻が犯人なのか。捜査の行方が注目される。

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