ドンファン事件新局面で再び注目 愛犬イブの“変死”「死の際で初めて噛んだ」

野崎さんが可愛がっていた愛犬「イブ」

〝紀州のドン・ファン〟こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)を殺害した疑いで元妻の須藤早貴容疑者(25)が逮捕されたことで、事件は新たな展開を迎えた。

この事件では不可解なことが連続して起きており、野崎氏の死の直前に変死した愛犬イブ(ミニチュアダックスフント、雌)もその一例だ。

野崎氏が亡くなったのは2018年5月24日。同氏の体内からは致死量を超える覚せい剤が検出されたことから、死因は急性覚せい剤中毒とされた。

「イブは5月上旬に死亡しています。犯人はまず愛犬で試した後、野崎氏に手をかけたのではないか。県警は自宅庭に埋葬されたイブの死骸を掘り起こし、専門機関に鑑定を依頼しました。ところが腐敗が進んでいたため、覚せい剤は検出されませんでした」(捜査関係者)

野崎氏が「遺産をイブに相続させる!」と言っていたほど愛犬をかわいがっていたことはつとに知られる。それだけに同氏の落ち込みようは相当なものだった。

「イブの容態が急変したとき、もがき苦しみ、死の際で野崎さんを噛んだそうです。『今まで十数年、かんだことがなかったのに…』と野崎さんはショックと悲しみでいっぱいのようでした」(知人)

野崎氏はイブのお別れの会を6月11日に計画。「盛大なお別れの会をしてあげたい」と新橋の芸者を呼び、トランペット奏者で送り出すつもりだったという。

「結局、野崎さんの死で開かれることはありませんでした。今は天国でイブと遊んでいるのではないでしょうか」(同)

事件の解明がまたれる。

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