リバプールの後任監督候補に元スペイン代表監督 南野の去就にも影響か

監督人事は南野の去就にも影響か(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールが、今夏に退団の可能性が浮上しているユルゲン・クロップ監督(53)の後任にスペイン1部セビリアのフレン・ロペテギ監督(54)をリストアップした。

クロップ監督を巡っては欧州チャンピオンズリーグ(CL)で準々決勝で敗退し、リーグ戦でも現在6位と苦戦。直近2試合でも引き分けが続き、来季のCL出場権獲得に向けて厳しい戦いが続いている。

スペインメディア「トードフィチャージェス」は「リバプールは、クロップ監督のステージが終了したと考えている。チームの編成のため後任を緊急に見つける必要がある」と今夏の退団が決定的と指摘したうえで「最良の選択肢がロペテギ監督だ。セビリアでの並外れた仕事は、英国のビッグクラブの関心を引き寄せた」と報じた。

ロペテギ監督はスペイン代表やレアル・マドリードを率いた名将で、セビリアでは昨季欧州リーグ(EL)制覇を果たしリーグ戦でも4位に躍進。今季も現在4位ながら首位アトレチコ・マドリードと勝ち点3差で逆転Vも十分狙える位置で優勝争いに加わっている。そうした実績を高く評価するリバプールが白羽の矢を立てた模様だ。

セビリアとロペテギ監督の契約は2024年夏まで残っているが「最終的な決定は監督次第だ。リバプールは彼の契約に対して喜んで支払いを行う」と同メディア。リバプールは違約金を支払う準備もできており、熱烈なラブコールを送る構えだ。

リバプールの指揮官の動向は日本代表MF南野拓実(26=サウサンプトン)の去就にも影響するだけに、今後が気になるところだ。

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