警察庁は28日、交差点手前などでの車両の進路変更禁止について、黄色実線で規制標示しているところ、事前に注意喚起する表示として、手前の区間に矢羽根型の黄色実線を新設すると発表しました。運転者に対し、事前に進路変更禁止の規制区間の存在を知らせ、進路変更をゆとりを持って行えるようにすることで、交通の安全と円滑を図るものです。
警察庁では今年1月16日からの約2か月間、「矢羽根型」と「ドット型」を東京都内2か所の交差点で交互に試行設置していましたが、いずれの交差点でも、進路変更禁止規制区間で進路変更を行った車両が大幅に減少するなど、一定の効果を確認。ただし、ドット型は設置費用が矢羽根型の約3.8倍で、車両の走行部分にも施工されるため摩耗が懸念されるなどから、費用対効果を考慮し矢羽根型を法定外表示の標準仕様として設定することとなりました。