【大相撲】先代時津風親方の長男「心が引き締まる」次男「必死についていく」揃って新弟子検査の体格基準クリア

先代時津風親方の長男・坂本博一(左)と次男・正真

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が28日、国技館で行われ、先代時津風親方(47=元幕内時津海)の長男・坂本博一(18=立浪)と次男・正真(16=同)ら11人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

175センチ、130キロだった兄の博一は検査後、電話取材に応じ「プロに入ったんで、頑張るぞと。心が引き締まった感じです」と語った。今春に青森・三本木農高を卒業して弟とともに立浪部屋へ入門。新生活は「兄弟子たちもすごく優しい。楽しい部屋です」と率直な感想を明かした。

また、次男の正真は177センチ、119キロだった。「兄とは今まで高校とか中学で一緒にやったことがなかったのでちょっと楽しみです。負けたくないです」。今春に千葉・柏第二中を卒業してプロ入りを決意し「(稽古は)中学のときより全然きつくて。必死についていけるように頑張ります」と意気込んだ。

師匠の立浪親方(52=元小結旭豊)によれば、2人のしこ名は決まっており、博一が「木竜皇(きりゅうこう)」、正真が「春雷(しゅんらい)」。坂本兄弟の関係者が名付けたという。

先代時津風親方は外出禁止期間の初場所中にマージャン店に通うなど、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反。2月に退職勧告を受け、協会を退職した。

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