【大相撲】立浪親方「関取の次の勢力に」 先代時津風親方を父に持つ坂本兄弟に期待

先代時津風親方の長男・坂本博一(左)と次男・正真

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた28日、立浪親方(52=元小結旭豊)が電話取材に応じた。

部屋には先代時津風親方(47=元幕内時津海)の長男・坂本博一(18)と次男・正真(16)が加わり「楽しみ。44ぐらいかな、部屋がある中で縁があってうちの部屋を選んでくれたし、必ず強くしなきゃという気持ち」と率直な感想を語った。

先代時津風親方は外出禁止期間の初場所中にマージャン店に通うなど、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反。2月に退職勧告を受け、相撲協会を退職した。長男の博一は当初、時津風部屋に入門する予定だったが、弟とともに立浪部屋への入門を決意。立浪親方は「大変な気持ちはあったと思うけど、そこは全部守りますよと。家族と話したりした」と明かす。

坂本兄弟は22日から部屋で生活しており、立浪親方は「最初は熟睡できなかったみたい」と話すが、少しずつ慣れてきたようで稽古はすでに幕下や三段目を相手にしている。

2人について「関取の次の勢力になってもらうように期待している」と立浪親方。これからどんな成長曲線を描くのか楽しみだ。

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