【追う!マイ・カナガワ】コロナ禍で迎える2回目のGW、どう過ごす?

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華やかなダンスなどを見ようと、多くの観覧者が訪れた一昨年の「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」=2019年5月3日、横浜市中区

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、皆さんは29日から始まるゴールデンウイーク(GW)をどう過ごしますか? 神奈川新聞「追う! マイ・カナガワ」取材班は、コロナ禍で迎える2度目のGWを前に、「マイカナ友だち」にアンケートを実施した。イベント中止や行動に制限が求められる中、家族に会えない悲しみややるせなさが届いた一方、前向きに過ごそうと工夫を重ねる声も多く寄せられた。

◆「90代の曾祖母に娘を見せたい」

 「私たちは高齢の母がいる長崎へ。娘家族は初孫を見せに札幌へ」

 藤沢市の無職女性(66)は、GWを遠方に住む家族と過ごそうと楽しみにしていた。だが、続く投稿文には「正月休みは諦め、このGWも行けないですよね。いつ何があってもいいように家の中を整理しておきます」と無念な思いを打ち明けた。

 「90代の曽祖母が生きている間にせめてもう一度、娘に直接会わせてあげたい」。茅ケ崎市のパート女性(39)も家族に会えない悲しみを投稿。多くの人が高齢家族のコロナ感染を心配し、帰省できないやるせない気持ちを寄せた。

 一方、結婚を希望する横浜市西区の女性会社員(36)は「一番やりたかったことは婚活です。他人と接触機会を減らす生活が続き、婚活も全く進みません」と切実な思いを吐露する。

 イベントの中止が相次ぐ状況に、同市泉区の無職男性(65)は「GWは『ザよこはまパレード』を見るのが『国際仮装行列』時代からの楽しみだった。中止は残念」とこぼす。

◆政府のコロナ対策に疑問も

 同市中区のレストランを経営する女性(48)は「食材ロスや取引業者も困っているので、赤字覚悟でGWも営業します。お酒提供自粛の追加要請にも関わらず、協力金の増額は無し。店主である私の生活費はどこから捻出すればいいのでしょうか」と頭を抱える。

 他にも、「五輪を強行する前提で国民に自粛を求めること自体、国民をバカにしているとしか思えない」(川崎市宮前区、会社員男性56歳)。「コロナが怖いので密は避けますが、もう中途半端な政府のやり方にはうんざりしている」(横浜市保土ケ谷区、30代主婦)などと、政治に対する厳しい声も上がった。

 アンケートは26、27日に実施し、110人が回答した。

◆ステイ・ローカルで楽しむ工夫も

 庭で家族バーベキュー、ウオーキング、時間のかかるレシピに挑戦…。2年連続でコロナ禍のGWとなる中、自宅や近所で楽しむための工夫も進化しているようだ。

 横浜市都筑区の派遣社員の女性(52)は人が少ない朝の時間帯に外出を切り替え、近所で散歩や野菜直売所探しを予定。「特別なことはしませんが、地元満喫などできることを楽しみたい」と寄せた。

 「買っただけで一読もしていない本を一挙に読み切りたい」(相模原市緑区の臨時職員の70歳男性)、「大好きな東野圭吾の新作をじっくりと読もうと思っている」(横浜市泉区の57歳の女性会社員)など、本の世界への“旅”を楽しみにする人たちも。「アマチュア無線で世界中との交信を楽しみます」(川崎市幸区の75歳のアルバイト男性)と、外国との交流を楽しみにする人もいた。

 自宅でこたつを片付けたり、掃除したりするという投稿も。普段はできない箇所の掃除やガーデニングをするという横浜市旭区の医療従事者の50代女性は「つまらないと思えば何をしてもつまらない。過ごしやすい家にして楽しみたい」と前向きで、「同業者には最前線で働いている人もいる。人の流れを減らして感染者を減らし、病院の負担が軽くなれば」とした。