配信されたWWE・NXTで、NXTクルーザー級王者KUSHIDA(37)が、NXTタッグ王者のMSK(ウェス・リー=26、ナッシュ・カーター=26)と合体するも、前王者のサントス・エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマ(ラウル・メンドーサ=29、ホアキン・ワイルド=34)に手痛い敗戦を喫した。
KUSHIDAは15日配信大会でエスコバーから悲願の王座奪取を果たした。先週の初防衛戦後にはファンタズマ軍が乱入するも、MSKが救出。この日の王者トリオ出陣が決まっていた。
6人が全員、常人外れたスピードを誇るとあって、開始から目まぐるしい展開に。MSKがメンドーサを連係合体で捕獲すると、KUSHIDAはハンドスプリング弾で敵軍をまとめて蹴散らす。
さらにはエスコバーに腕折り式アームバー、メンドーサにはマサヒロ・タナカ(右ストレート)を叩き込む。だが前王者に実況席上へのパワーボムを食らって失速。ファンタズマ軍が合体技連打でリーを孤立させる。
二転三転の末、最後はKUSHIDAがエスコバーに変型ドライバーを浴びてダウンした横で、メンドーサとワイルドが、脳天砕きとミサイル弾の合体技をカーターに決めて3カウントを奪った。
マット上で動けないKUSHIDAの前で、ファンタズマ軍はクルーサー級とタッグ王座のベルトを掲げて勝ち誇った。それぞれの王座をかけての雪辱戦は避けられなくなった。