元巨人監督の堀内恒夫氏がハーラートップ5勝の巨人左腕・高橋に辛口エール

堀内恒夫氏と高橋優貴投手

巨人元監督の野球評論家・堀内恒夫氏が29日、自身のブログを更新。28日のヤクルト戦(神宮)で7回3失点の好投で、開幕から5戦5勝をマークした3年目左腕・高橋優貴投手(24)に言及した。

「昨日先発した髙橋優貴、5戦5勝素晴らしいね」とまずは左腕をほめた堀内氏は、返す刀で「でもね昨日も内容は良くなかったよ。今後の課題はフォアボールだな。昨日も5つ出している。髙橋のフォアボールはヒット1本に値するものだね。昨日は5本打たれているけどフォアボール5つと合わせると10安打。そう思って欲しい」と手厳しかった。

今後、高橋にとって四球が致命傷になる可能性があるためだ。「これを放置しておくと非常に怖い」とした堀内氏は現役時代、自身も四球が多かったと告白。「でも当時の俺は『フォアボール出したって点をやらなきゃいいんだろ』ってな気持ちで投げてたさ(笑)。髙橋に俺を真似しろとは言わない(笑)」とタイプの違う左腕には四球を減らすことを求めた。

もっとも堀内氏の辛口は高橋への期待の表れ。「今年は本当によく投げてくれているし髙橋をイチオシしてますよ」とエールを送ると「当たり前だと言われると思うが君は『5勝』した。この5つは何があっても消えることはないから。次も期待してますよ」と4月にしてすでに自己最多の5勝をクリアした左腕を激励した。

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