2人の天才!武豊と羽生九段が「ニコニコ超会議」で32年ぶり再会

「超レジェンド対談」臨んだ羽生九段(左)と武豊騎手

騎手の武豊(52)と棋士の羽生善治九段(50)が27日に行われた「ニコニコネット超会議2021 『超レジェンド対談 武豊×羽生善治』by JRA」で32年ぶりに再会した。

対談は将棋好きでもある吉本新喜劇の座長・小籔千豊の司会で進行。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモート出演での対談となった。

お互いの印象を聞かれた武は「歳も近くてプロデビューもほぼ同じで、ホントに天才だなぁという思いで拝見していました。羽生さんの活躍の報道を見ると、励みにもなり勇気をもらっていました」と語った。

羽生が「最初にお会いしたときから、大きな実績を残していて、それから30年間ずっと活躍しつづけており、武さんだけ時間が止まっているのではないかと。どうしたらずっと一線にいられるのか不思議だと思っています」と返すと、武が「(その言葉を)そのまま羽生さんにお返しします」と切り返すなど2人の天才のトークは弾んだ。

これまでにあった困難について聞かれると、武は「小さな困難は毎週」と苦笑しつつ、2010年3月の落馬負傷をあげた。一方、羽生は20歳で経験した竜王のタイトル初防衛戦をあげ、「それまでは若さに任せて戦っていたが、初めて守る立場になったときに、負けたら何かを失うというプレッシャーが印象に残っています」と明かした。

最後はファンに向けて「コロナの影響もあって、行動するのは難しいですが、1歩前へ進んでみることが大事ではないか」(羽生)「自分の好きなこと、夢や目標に向かって一生懸命やってほしいですね」(武)とエールを送った。

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