JCETがイノベーション・製造戦略で記録的売上高の2020年度決算、利益は過去17年分の2倍

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【上海2021年4月28日PR Newswire=共同通信JBN】

▽2020年度第4四半期と通年の決算

*第4四半期売上高は77億人民元。比較ベースでは、収益認識の会計方針変更を考慮すると、前年同期比17.6%増(注1)

*通年売上高は264億6000万人民元。比較ベースでは、収益認識の会計方針変更を考慮すると、前年比28.2%増(注2)

*第4四半期の営業活動による現金は18億人民元。純設備投資は10億1000万人民元で、四半期のフリーキャッシュフローは7億9000万人民元

*通年の営業活動による現金は前年比71.1%増の54億3000万人民元。純設備投資は30億1000万人民元で、年間のフリーキャッシュフローは24億2000万人民元

*第4四半期純利益は5億4000万人民元。通年純利益は13億人民元で、同社史上過去最高

*1株当たり利益は、第4四半期が0.34人民元、通年は0.81人民元。2019年第4四半期は0.17人民元、2019年通年は0.06人民元

(注1)報告期間中、当社は特定のパッケージ商品の購入・販売のためのビジネスモデルを最適化しており、その中でJCET Groupは主要原材料の一般的な在庫リスクをもはや負っていない。PRC GAAP(中国会計基準)に従って、販売された商品の売上高と費用の両方がネットベースで記録され、それぞれ9億2000万人民元減少した。この変更は会社の純利益に影響を与えなかった。売上高が依然としてグロス方式で認識されたとすると(PRC GAAPによると、ネットベースで記録されるべきである)、売上高は前年同期比17.6%増の86億2000万人民元となる。

(注2)報告期間中、当社は特定のパッケージ商品の購入・販売のビジネスモデルを最適化しており、JCET Groupは主要原材料の一般的な在庫リスクをもはや負っていない。PRC GAAPに従って、販売された商品の売上高と費用の両方がネットベースで記録され、それぞれ37億人民元減少した。この変更は会社の純利益に影響を与えなかった。売上高が依然としてグロス方式で認識されたとすると(PRC GAAPによると、ネットベースで記録されるべきである)、売上高は前年同期比28.2%増の301億6000万人民元となる。

世界をリードする集積回路(IC)製造と技術サービスのプロバイダーであるJCET(SSE: 600584)は28日、2020年12月31日終了の2020年通年決算報告を発表した。決算報告によると、JCETは2020年、強い収益性で堅調かつ急速な成長を達成し、売上高は264億6000万人民元、純利益は13億人民元だった。

半導体商品の2020年の需要は5GとAIの急速な開発と統合にけん引され、歴史的に強いものだった。JCETはこの機会に備え、国内と海外の製造ハブ、研究・開発センターの技術、管理、生産能力リソースを成功裏に最適化・統合することにより、2020年度に記録的実績を実現した。JCETはまた、長年にわたり蓄積された業界ノウハウを活用し、研究開発と人材育成の双方への投資拡大を継続した結果、研究開発費の前年比5.2%増と154件の新規特許をもたらした。JCETのコアテクノロジーには、System-in-Package(SiP)、高密度フリップチップ、ウェーハレベルパッケージング(WLP)などの高度なパッケージングテクノロジーが含まれ、5G通信、自動車、高性能コンピューティング、ストレージ、その他の要求の厳しいアプリケーション向けに革新的ソリューションを提供している。2020年度のJCET特許の累計数は3238件に増加した。知的財産の拡大は、市場の独特かつ複雑な要求を満たすために必要とされる将来のイノベーションのための強固な基盤を生み出してきた。

JCETのLi Zheng最高経営責任者(CEO)は「50年以上にわたるOSAT(半導体後工程受託)業界での経験を有するJCETは、現在、ティア1のグローバルIC製造・サービスプロバイダーとして確固たる地位を築いている。新しい取締役会の支援と指導により、当社は世界中の事業全体でテクノロジー、人材、生産手段を成功裏に最適化し、統合した。当社は、革新的なパッケージング技術の開発と、組み立て、テスト製造プロセスの開発を継続するために多大な投資を行ってきた。これらの戦略的イニシアチブは2020年に記録的な業績をもたらし、当社を2021年にわれわれの前に横たわる機会に絶好の位置にもつけている」と語った。

JCETのJanet Chou最高財務責任者(CFO)は「当社は2020年に記録的水準の年間売上高、利益、フリーキャッシュフローを達成した。通年の純利益は、JCETの上場以来17年間の純利益合計の約2倍だった。主要な財務指標を大幅に改善し、バランスシートを強化した。当社は1株当たり0.05人民元の普通株式配当を発表した。先端的パッケージング技術への注力は成果を上げている」と述べた。

「ムーアの法則」後の時代において、IC業界チェーン全体の技術協力はますます重要になりつつある。JCETはIC業界のリーディングサプライヤーとして、「ウィンウィン協力」というコアバリューにより事業を継続し、半導体業界が市場の増大する需要によって生じる課題を成功裏に克服できるようにするため、サプライチェーンの共同開発の促進にコミットしている。

詳細は、JCET2021年第1四半期決算報告を参照。

ソース:JCET Group