元暴走族総長の落語家・瀧川鯉斗 都内4寄席が休業で協力金拒否は「完全に粋」

瀧川鯉斗

名古屋の元暴走族総長でイケメン落語家として知られる瀧川鯉斗(37)が29日放送の「ゴゴスマ」(TBS系)に出演。「社会生活維持に必要」と主張し、緊急事態宣言下でも興行を続けていた東京都内の4寄席が一転、5月1日から休業することについて言及した。

落語協会は28日に公式ホームページを更新。緊急事態宣言後も寄席を続けていたことについて「『休業要請』ではなく『無観客開催要請』のため、演芸場の性質上無観客開催を受け入れることはできず、25日以降有観客開催を継続してまいりました」と釈明。

その上で「本日改めて東京都より落語協会・落語芸術協会に対し演芸場の『休業要請』があり、両協会及び東京寄席組合との協議の結果、本件受諾し、5月1日~11日まで寄席定席公演を休止させて頂きます」と発表した。

瀧川は一連の経緯について「あまりにも急で協会と寄席の方の協議の時間が足りなかった。寄席というものは戦後から365日お客様に笑いを提供しようという場所で僕らもやっている」と説明。

続けて「あまりにも休業要請が急すぎた。僕が思うにデパートや大手の百貨店には裏で事前に『いついつに閉まるので、準備をしてください』って言ってる気がしてたまらない」と率直な思いを吐露した。

都から支給される1日2万円の協力金の受け取りを拒否したことについては「完全に粋でお金どうこうの問題ではない。僕ら落語界の気持ち」とコメントした。

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