中日・福谷 虎・大山一人に3安打4打点と炎上…与田監督「打たれたボールは間違いなく甘い」

3回、阪神・大山に3ランを浴びた中日・福谷

中日・与田剛監督(55)が炎上した福谷浩司投手(30)に注文をつけた。29日の阪神戦(バンテリン)で先発マウンドに上がったが、6回を6安打4失点KOされ、今季2敗目を喫した。

初回二死三塁で大山に左前適時打を許して先制点を献上。3回一死一、二塁ではまたも大山から左越えに特大の5号3ランを被弾するなど、虎の主砲一人に3打数3安打4打点と打たれまくった。

福谷は「大山君にやられました…。6イニングは投げることができましたが、最低でも失点をあと1点は少なくしたかった」と悔しがった。

やりたい放題で大山にやられてしまった福谷に対して与田監督は「打たれたボールは間違いなく甘いと思う。3打席目までずっとタイミングが合っていたので、どうやって間を変えていくとか、そういったところを工夫していかないといけない」と課題を指摘する。

普段からリズムやテンポを大切にしている福谷だが、この日の右腕の投球について指揮官は「ボール自体、一つ一つはそんなに悪くないと思うが、相手のペースになったときに、テンポ良く投げることと、相手のペースにはまってしまうのは全然違う」と力説。その上で「その辺の瞬間、瞬間を把握していかないといけない。もう少しボール球の使い方を(覚えてほしい)。コントロールが良い投手なので、だいたいのところに行くけど、その辺の見極めというものも必要」と苦言も呈した。

試合前まで本拠地バンテリンドームでは、2019年に先発転向後、7度先発して5勝負けなしと相性の良さを誇っていた福谷だが、この日、得意の本拠地で痛恨の初黒星を喫してしまっただけに、巻き返しに期待したいところだ。

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