宮城の!平日キャンプで食って飲む コロナ下、密避け屋外へ

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混雑する週末を避け、平日にゆったりとキャンプを楽しむ利用者=4月27日午後1時ごろ、宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園

 新型コロナウイルスの感染拡大で注目が集まる屋外レジャー。宮城県のキャンプ場も週末は数カ月先まで予約が埋まるほど人気だ。仙台市近郊のキャンプ場の利用者らにアウトドアの魅力を聞いた。
(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨)

■道具一式「給付金で」

 仙台市中心部から車で約40分、みちのく杜の湖畔公園キャンプ場(宮城県川崎町)には平日の4月27日も約30組が訪れた。利用者は間隔を10メートル以上空け、思い思いにキャンプを楽しんでいた。
 友人と訪れた大崎市の30代男性は、1年ほど前にキャンプを始め、国の特別定額給付金の10万円でテントなど道具一式をそろえたという。「自然の中で気持ちがいいし、友人と料理やお酒を楽しみたい」「人混みや時間を気にせず過ごせる」と魅力を語る。
 「犬を遊ばせてゆったり過ごせるし、キャンプご飯もおいしい」と話すのは山形市から夫婦で訪れた横山勝典さん(38)。「(昨年4月の)緊急事態宣言からキャンプをする人が増えている。土日は混雑するので平日にした」とソファに座り、持参した本に目を落とした。
 火起こしをしていた宮城県村田町の60代、50代の夫婦は「外で食べる夕食とお酒が魅力」と笑顔を見せた。「屋外とはいえ密になったら意味がない。グループが多い土日は避けている」と、平日キャンプのメリットを語った。

■GWは予約でいっぱい

 平日狙いの利用者は増えている。「以前は予約ゼロの平日もあったが、昨年から増え始めた。今年は連日20~30組の予約がある」と、みちのく杜の湖畔公園キャンプ場担当の馬込努さんは説明する。「日帰りや1人でキャンプをする人も増えた。一方、複数の家族で利用できる大型コテージの予約が少なくなった」と利用傾向の変化を感じている。
 みちのく湖畔公園では、コロナ対策として149あるテント区画を1、2割ほど間引いて提供する。ゴールデンウイーク(GW)期間中は予約で埋まり、人気の土曜日は7月までほぼ空きがない。馬込さんは「3カ月前から予約でき、毎月1日は土曜日に集中して予約が入る」と話す。
 仙台市近郊では、秋保森林スポーツ公園(太白区)もGWは予約でほとんど埋まっている。市が運営する水の森公園キャンプ場(青葉区)や海岸公園冒険広場デイキャンプ場(若林区)は、県と市の「まん延防止等重点措置」を踏まえて5月11日まで休止している。

■大崎のキャンプ場では…

受付時のマスク着用を呼び掛ける張り紙=大崎市の吹上高原キャンプ場
場内の炊事場には消毒用アルコールが置かれていた=大崎市の吹上高原キャンプ場