永瀬廉、池田エライザ、柄本佑 笑顔でクランクアップ 永瀬「刺激的な毎日」 「真夜中乙女戦争」

来冬公開予定の映画「真夜中乙女戦争」がこのほどクランクアップを迎え、出演した永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、柄本佑が撮影の感想などについてコメントした。

柄本の最後の撮影は、永瀬演じる“私”と柄本演じる謎の男“黒服”が初めて出会う場面。2人の運命的な出会いによって、無気力な日々を送る平凡な大学生“私”の退屈な日常は一変する。すべての撮影を終えた柄本は「昨年、コロナ禍で撮影が延期になり、終わったのか終わってないのか、なかなか実感の沸きづらい昨今ですが、そんな中で撮り切れて感慨深い思いです」とコメントし、「どんな映像になっているのか、どんな永瀬さんを見られるのか、どんなエライザさんが見られるのか、誰もが共感できる要素のある青春映画だと思うので出来上がりが楽しみです」と、完成への期待を語った。

柄本のオールアップの翌日、“私”と池田演じる“先輩”のクライマックスへ向けてのシーンで、池田がオールアップ。「連日天候も朝から夜から気温が全然違う中、体力もかなり奪われて、本当に大変な日々だったと思います」と苦労した撮影を振り返りながらも、「そんな中、楽しく明るく現場を運んでいく皆様を見て、すごく勇気をもらいましたし、映画って楽しいなって毎日感じてきました」と満面の笑顔をみせた。そして、「毎日この現場を楽しみに生きていました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

池田のオールアップと同日、永瀬が長いセリフを一気に教師へ投げかけるシーンを撮影。最後は息を荒げて人込みを駆け抜けるシ-ンで撮影を終えた。オールアップした永瀬は、「刺激的な毎日で、皆様のおかげで充実した撮影期間だったと思います」とスタッフキャストに感謝の気持ちを露わにした。そして、「(柄本)佑さん、(池田)エライザさんと共演させて頂いたことでとても刺激を受けましたし、二宮監督が丁寧に色んなことを教えてくださったので、改めてこの1ヶ月間たくさんの方々に支えていただいたことを実感しました。キラキラ、キュンキュンでもないダークな世界観で、撮影方法や美術も見たことない作品に仕上がると思うので楽しみです」と、撮影を終えての手応えを語った。

撮影を終えた二宮健監督は、「この作品の準備をしているときに、新しい力だったり色んな人に集まっていただいて今までにない映画作りをしようという気持ちをプロデューサーと語り合って進めたことがあって。いろんな形で今日までたどり着きましたが、いま僕は撮影現場を見ていて本当にそういう映画ができるなと確信しております」と意気込みを語り、作品完成に向けて自信をのぞかせた。

「真夜中乙女戦争」は、10代・20代を中心に支持を受ける作家Fによる同名小説を映画化した作品。平凡で退屈な日々を送る青年が、自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争を描いている。永瀬廉が主人公の大学生“私”を、池田エライザが冷酷で凛々しく聡明な“先輩”を、柄本佑が一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”を演じている。脚本・監督は、「とんかつDJアゲ太郎」などの二宮健が務めている。

【作品情報】
真夜中乙女戦争
来冬劇場公開
配給:KADOKAWA
©2021「真夜中乙女戦争」製作委員会

© 合同会社シングルライン