ひょうの季節到来 GW中も注意

今年のゴールデンウィークは大気の不安定な状態が続きます。特に5月2日にかけては、東・西日本を中心に広い範囲で雷雨のおそれがあり、晴れても油断できない空模様となりそうです。
大気の状態が不安定になると、雷雨や竜巻などの突風に加え、ひょうにも注意が必要です。
ひょうは大きさが5ミリ以上の氷の塊で、冬は日本海側で多いですが、春から初夏にかけては関東で多い傾向があります。
ゴールデンウィーク中にひょうが観測されることもあり、実際、2年前の2019年5月4日には東京都内でも大粒のひょうが降りました。
ひょうが降ってくる速さは、5ミリから1センチ程度の大きさだと、だいたい時速30キロから50キロくらいと言われています。
実際降ってくると、屋根や地面にバチバチとなかなかな音を立てます。
この連休中は関東だけでなく、東日本や西日本を中心にあちらこちらで雷雨や突風、ひょうのおそれがあります。
雷雲がわきだしたら、ひょうが降るおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にもご注意ください。

気象予報士・多胡 安那

画像について:30日の天気予報。

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