カージナルスがサヨナラ勝ち カーペンターは貴重な代打弾

【フィリーズ3-4xカージナルス】(延長10回タイブレーク)@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは前回の対戦時に2安打完封を喫したフィリーズ先発のアーロン・ノラにこの日も大苦戦。4回まで2安打に封じられ、二塁すら踏ませてもらえなかった。しかし、5回裏に二死1・2塁のチャンスを迎え、代打マット・カーペンターが右中間への2号逆転3ラン。その後、3対3の同点に追い付かれたものの、今季初となる延長タイブレークでフィリーズ5番手のデービッド・ヘイルの暴投によりサヨナラ勝ちを収めた。

この日がフィリーズ4連戦の最終戦だったカージナルス。負ければ4連戦を1勝3敗で終え、再び借金生活に突入するところだったが、なんとか接戦をモノにした。先発の金廣鉉(キム・グァンヒョン)は5回84球を投げて7安打を浴びながらも、3回表のJ・T・リアルミュートのタイムリー二塁打による1点のみに抑える力投。5回裏二死1・2塁のチャンスでは、キムの代打として登場したカーペンターが逆転弾を放ち、ファンの大歓声にカーテンコールで応えた。

今季は捉えた打球が野手の守備範囲に飛ぶ不運も重なり、試合開始前の時点で打率.073(41打数3安打)、1本塁打、OPS.366と全く結果を残せていなかったカーペンター。しかし、この日は右翼ロマン・クインのグラブに収まったように見えた打球がグラブからこぼれてスタンドインし、ツキも味方した。

カージナルスは10回裏に一死1・3塁のチャンスを迎え、エドムンド・ソーサの打席で相手投手の暴投によりサヨナラ勝ち。9回表からの2イニングをパーフェクトに抑えた5番手アレックス・レイエスの好投も光った。

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