井岡一翔の“ドーピング疑惑”に練習ジム先ジムも困惑「なぜ今さら」「かわいそう」

渦中の井岡

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)の大麻疑惑報道に周囲も戸惑いを隠せない。

一翔は昨年大みそかの田中恒成(25=畑中)戦の際、ドーピング検査で大麻成分に陽性反応を示していたことが発覚。日本ボクシングコミッション(JBC)が倫理委員会を設置し、現在は同委員会の検証結果を待つ状況となっている。

そんな中、一翔に練習場所を提供する東京・「エビスケーズボックス」の加山利治会長(49)も「なぜ今さら」と複雑な思いを抱えている。田中戦の前も、同ジムで練習を積んでいた一翔の様子を「コロナ禍で他の練習生と時間をずらして練習していたが、特に変わりなく順調に調整していた」とこれまでと変化は見られなかったと語った。

今回の報道は試合後4か月経過して明るみになるなど不可解が点は多い。「こんな報道が出てしまったら大きなニュースになるのは仕方ない。でも問題がないと判断されたということで試合が行われたはずだし、これで実際(一翔の落ち度など)何もなければ、騒がれた井岡君がかわいそうなだけ」と違和感と戸惑いを持って、一翔の潔白を強調していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社