施設離れた若者、2割が困窮

社会的養護の退所後調査、厚労省

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 虐待などにより親元で暮らせない子どもを施設や里親の下で育む「社会的養護」を巡り、厚生労働省の研究班は30日、施設などから離れた人(ケアリーバー)の実態に関する初の調査結果を公表した。それによると「収入より支出が多い」が22.9%に上った。過去1年間に医療機関を受診できなかったのは20.4%、施設などで受けられた治療が継続できなかったのは9.0%で、金銭的な理由が最多。困窮の状況が浮き彫りになった。

 社会的養護下の児童は現状で約4万5千人。原則18歳までに自立することになるが、親元を頼れずに困難を抱えがちだと指摘される。