巨人・菅野が中日相手に約1年8か月ぶり黒星 原監督「久しぶりに打たれたって感じかな」

2回、ビシエドにホームランを打たれた菅野

〝お得意様〟相手にまさかの敗戦だ。巨人が中日戦(東京ドーム)に2―3で敗戦。先発の菅野智之投手(31)が、7回3失点で今季2敗目を喫した。

昨季3戦3勝、25イニング無失点と抜群の結果を残していた中日を相手に、この日は苦戦を強いられた。2回に先頭打者のビシエドに先制ソロ弾を許し、2019年9月4日以来、27イニングぶりに失点を許すと、その後もスモークの失策なども絡みこの回計2失点。登板前日には「チームが連勝中なのでいい流れに乗って初回から飛ばしていきます」と意気込んでいた右腕だったが、4回にも高松の右前適時打を放たれ1点を失うなど、試合序盤から強竜打線に攻め込まれた。

それでも5回以降に許した安打はわずか1本。無失点で7回113球を投げぬいたが、頼みの巨人打線が沈黙し、19年9月4日以来となる中日戦での黒星となった。

菅野は16日のDeNA戦、23日の広島戦に続く3試合連続完投勝利がかかっていたが、惜しくも叶わず…。日本ハム・金子を抜く、現役選手では単独最多となる22個目の完封勝利も、ひとまずお預けとなった。

試合後、原監督は「今日は久しぶりに打たれたっていう感じじゃないかな。本人はね」とポツリ。先発投手としてゲームメークは果たしていただけに、チームにとっても悔しい敗戦となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社