【新型コロナ】30日の神奈川、2人死亡 240人感染 相模原の介護保険施設で新クラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、2人の死亡と10歳未満~90代の男女240人の感染が新たに確認された。うち124人が感染経路不明。

 県によると、死亡したのは伊勢原市と厚木市の80代女性。いずれもクラスター(感染者集団)が発生した病院に入院していた。伊勢原市の女性は16日に陽性と判明し、25日に新型コロナによる肺炎のため死亡。厚木市の女性は3月2日に陽性と判明し、4月8日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 クラスターに絡む新規感染者は、横浜市の慶応大ラグビー部で新たに2人の陽性が判明、同部関係の感染者は計79人になった。相模原市では中央区の介護保険施設で入所者2人を含む7人の感染が分かり、市がクラスターと認定した。

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 県は30日、県内の新型コロナ感染者のうち、10歳未満~80代の男女112人が変異株に感染していたと発表した。1日の発表人数としては26日の87人を上回り過去最多。112人のうち13人が英国株の疑いと判明、99人は検査中という。

 また、23日と26日に公表した変異株感染者2人について、それぞれ重複計上していたとして取り下げた。県内の変異株感染者は769人となった。

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