米軍嘉手納マリーナのレストランでイベント計画 沖縄県が感染拡大を危惧

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沖縄県が不要不急の外出や会食の自粛を求める中、嘉手納町兼久にある米軍嘉手納マリーナ内のレストラン・シーサイドが、5月8日に開店2周年を記念するイベントを企画していることが30日、分かった。感染拡大を危惧する県は、米軍嘉手納基地の渉外官に催しの詳細などを確認している。

 関係者によると、施設は最大200人の収容が可能で、米軍関係者だけでなく日本人を含む一般客も受け入れる。感染防止対策については、嘉手納基地の基準を順守するという。

 米軍関係者へのワクチン接種が進む中、同イベントには日本人の参加も可能で、県は感染拡大を懸念する。必要であれば中止の要請も検討している。

 昨年7月には、米独立記念日の週末に本島中部で大規模な屋外イベントが開かれ、多くの米軍関係者が参加して感染拡大につながった可能性が指摘された。

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