IT得意な新人選手が「広報部長」 ヴェルコスタ福井、チームの“すごさ”伝えたい

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「ホッケーの知名度アップに役立ちたい」と意気込む広報担当の宮越大輔選手=4月14日、福井市内

 ホッケー日本リーグ男子1部のヴェルコスタ福井(旧福井クラブ)が広報体制の強化に取り組んでいる。今年から「広報部」を設け、IT業界に関わる新入団選手を「部長」に任命した。情報発信とファン交流催しの二つを柱にチームの魅力を伝える。

 3台のパソコンに動画配信用のビデオカメラ、タブレット端末…。広報部長に就いたFW宮越大輔選手(29)=丹生高校出身=の自宅には、チームでそろえた広報用機材が並ぶ。5月公開を目指すホームページの仕上げ作業の真っただ中。「スポーツ雑誌を参考に写真も勉強している。質にこだわりたい」と真剣だ。

 福井県越前町を拠点にするヴェルコスタ福井には、東京五輪男子日本代表「サムライジャパン」の候補が3人もいる。中でもMF三谷元騎選手(30)=同高出身=は3月にあった年代別代表との強化試合で先制点を決めるなど抜群の存在感を放つ。しかし「チームのすごさが県内で十分知られていない」(宮越選手)という悩みがあった。

 そこで広報体制に力を入れる。まず1月にチーム名を改め、恐竜をモチーフにしたロゴマークを作った。ホームページの新設準備を進め、選手のブログや動画配信も盛り込む計画だ。ファンクラブ創設も構想する。

 「ファンと交流する機会が少ない。オンライン以上にオフ(実際に合う場面)を盛り上げないと」。宮越選手のアイデアは尽きない。東京のIT関連企業で働き昨秋Uターンした。インターネットに詳しく、福井工大時代に男子ホッケー部の前身に当たる同好会を立ち上げた行動力も併せ持つ。

 選手と運動を楽しむ「ヴェルフェス」を6月にも開催予定だという。「野球やフットサルなど他競技のチームとも連携したい」と意気込む。

 今季の日本リーグ男子1部は9月12日に開幕。10月9、10日に越前町営朝日総合運動場でホーム戦2試合に臨む。