ラミレスの活躍でインディアンス5割復帰 ビーバー11K

【インディアンス5-3ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド

インディアンスは1点を先制された直後の3回表にホゼ・ラミレスの2点タイムリーなどで4点を奪い、逆転に成功。3回裏に2点を奪われ、1点差の緊迫した展開となっていたが、8回表にラミレスが7号ソロを放ち、貴重な追加点を手に入れた。この2点のリードをジェームス・カリンチャックからエマニュエル・クラーセへつなぐ必勝リレーで守り抜き、ホワイトソックスに5対3で勝利。今季の成績を12勝12敗とし、勝率5割に復帰して4月の戦いを終えた。

この試合でインディアンス打線が放ったヒットは5本だけ。ホワイトソックス打線の8安打を下回っていた。そのなかで頼りになるのはやはりラミレス。ヒット1本と四球2つで作った3回表一死満塁のチャンスでセンターへ逆転の2点タイムリーを放つと、8回表にはライトへの7号ソロを放ち、ほしかった追加点をチームにもたらした。今季はここまで打率.273ながら7本塁打、15打点、4盗塁、OPS.908の好成績をマーク。打線の軸として期待に応える働きを見せている。

先発のシェーン・ビーバーは3本のタイムリーを浴びたものの、6回100球を投げて被安打7、奪三振11、与四球1、失点3と安定の奪三振ショーを展開。開幕からの6先発で68奪三振となり、これは1978年のノーラン・ライアン(71奪三振)に次ぐメジャー史上2位の大記録である。また、昨季の開幕戦から18試合連続で8奪三振以上を記録しており、こちらはメジャー記録。自身初のシーズン300奪三振も十分に狙えるペースとなっており、どこまで数字が伸びるか注目したい。

© MLB Advanced Media, LP.