【全日本・CC】石川修司 最終戦で激突の “元相棒” 諏訪魔に不快感「リーグ戦に集中しろ!」

最近まで諏訪魔(左)がパートナーだった石川だが…

全日本プロレスの大巨人こと石川修司(45)が、元相棒との直接対決に燃えている。

春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」は勝ち点10の首位に3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)、前回大会覇者のゼウス(39)、宮原健斗(32)、ジェイク・リー(32)の4人が並ぶ混戦状態。

勝ち点8の2位で追う石川は、3日に無観客で行われる最終公式戦に勝利した上で、同日の宮原対ジェイクが両者反則か両者リングアウト、無効試合にならないと優勝決定戦進出の道が閉ざされる厳しい状況だ。

それでも「最後まで逆転優勝をあきらめませんよ」ときっぱり。最後の相手が1月まで「暴走大巨人」を結成した元パートナー、諏訪魔であることもモチベーションを高める要因になっている。

前回の一騎打ちは昨年7月25日の後楽園大会。2人で世界タッグ王座を持ち、諏訪魔の3冠王座をかけた〝究極の5冠戦〟として激突し、諏訪魔が勝利した。「今は僕がGAORA(TVチャンピオンシップ)のベルトを持っている。ここで3冠王者に勝てば、ベルトの価値を上げられる」

ただし、気になるのは諏訪魔だ。CC期間中に新パートナーを探し、先日は芦野祥太郎(31)との合体を果たした。これについて石川は「こっちが諏訪魔さんとの戦いに燃えているのに、リーグ戦に集中しろよと。パートナー探しは、CCが終わってからでもよかったと思う」と指摘。不快感をあらわにした上で「意識の違いをぶつけたい!」と語気を強めた。

芦野に対しても「まだ2人のコンビが形になっていないので分からないけど、諏訪魔さんは頑固オヤジだし、面倒くさいぞとあえて言いたい。〝正妻〟としてやっていけるのか?」と警告。元暴走大巨人対決の行方が注目になってきた。

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