絶好調助っ人が止まらない。巨人のゼラス・ウィーラー内野手(34)が攻守で存在感を示している。
1日の中日戦(東京ドーム)は6回までに大量7点のリードを許したが、その裏の攻撃で4点を返すと、3点差を追う続く7回にはさらなる追い上げムードとなった。二死一塁から6番のウィーラーが外寄りのカーブを逆らわずにはじき返し、無人の右中間スタンドへ叩き込んだ。
ウィーラー本人はよほど好感触があったのか、打った瞬間に本塁打を確信した様子だったが、打ち出の小槌状態に興奮を隠し切れなかったのが原監督だ。ベンチで出迎える際には大きな目をさらに見開いて〝エアー・グータッチ〟。
大敗ムードから1点差に迫る3号2ランに、ウィーラーも「2アウトだったので、何とかランナーを還したかった。1点差まできたし、この後何とか追いつきたいね!」と笑顔が止まらなかった。
ウィーラーはコロナ陽性判定を受けて一時離脱していたが、復帰後も好調を維持し、この日の試合前時点での打率は実に5割(48打数24安打)。初回の守備ではダイビングキャッチを披露するなどノリノリだ。