ロンブー淳と立川志らく 東京五輪中止の論議もするべきだと語る「誰も止める作業をしてない」

1日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳と落語家の立川志らくが、コロナ禍で本当に東京五輪を開催して大丈夫なのか、与党で論議した方がいいのではと語った。

番組では、志らくがゲストとして登場し、3月末に終了した自身がMCだった『グッとラック!』(TBS系)の話題などを話していた。

また、3度目の緊急事態宣言中ということで、新型コロナウイルスの話題にもなり、志らくは、去年、1回目の緊急事態宣言の頃は自粛どころか、ロックダウンすべきという意見だったが、現在については「人流を止めるというのを、今は、いつまでこれをやるんだろうなって。そろそろやめて違う方向に行かないと、この国まいっちゃうぞ!というのがありますね」とかなり考えに変化が起きたと明かした。

そういう意見になった経緯を志らくは「結局みんな我慢できない。だって我慢できないですよ、公務員とか政治家が夜平気で飲んでたりね、それからオリンピックをなにがなんでもやろうとする姿勢みたいな。絶対やるとか精神論でくるでしょ?」と話し、特に五輪を開催する方向で突き進んでいる政府に対して「オリンピックを成功させて『コロナに打ち勝ったその証にするんだ!』ってなんか戦前の日本みたいじゃないですか?」と批判した。

志らくの話に淳も「まっしぐら感がスゴイですよね」「誰も止める作業をしてないので、進んでいくでしょうしね」と返す。なお淳は、同日のTwitterでも五輪開催に突き進む状況について「平和な社会の推進を目指してるとは思えないんだよなぁ…」と反対意見を表明している。

さらに志らくは、4月15日に二階俊博自民党幹事長が、五輪中止の可能性に言及したことを受け、「だけど二階さんはちょっとした観測気球みたいなところあるから。なんで自民党の人、言わないんだろう? 野党は責任ないから言えるけど、やっぱり自民党内で言うべきですよね」と与党内からもっと活発に意見が出るべきではないかと疑問を呈した。また淳も「二階さんよく言ったという意見が多いと思うんですよね。だから観測気球通りに動いて欲しいなとは思うんですけどね」と語ったのだった。

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