前夜のサヨナラ勝利から一転 オリックスが増井の8失点炎上で鷹に完敗

5番DHで出場のジョーンズも4タコに終わった

オリックスが増井の炎上で完敗を喫した。1日のソフトバンク戦(京セラ)は先発の増井が初回から5連打を浴びるなど、4失点と苦しいスタート。

その後も立ち直ることができず、3回に松田に3ラン、4回には柳田に5階席への特大ソロを被弾し、5回を10安打8失点と試合を壊した。打線も日本ハムから移籍後初先発となったマルティネスを攻めあぐね、0―13と屈辱の零封負け。前夜の劇的サヨナラ勝利から一転して投打に精彩を欠いた。

3敗目を喫した増井は「何とか流れを断ち切りたかったのですが、ゲームを壊してしまって申し訳ないということしかありません」と肩を落とし、中嶋監督も「昨日いい勝ち方をしたのに乗っていけなかった。まだまだ力が足りない。増井は完全に初回にいかれた。ボールが高く、修正がきかなかった」と悔しさをにじませた。

この日はソフトバンク選手が練習中から気合が入っていたようで、チーム関係者は「前夜の負けが相当悔しかったと思う」と警戒していた。

見事に〝倍返し〟されたとあって「今度はウチが今日の悔しさをぶつける番。明日やり返せるかどうか、今季のウチが試されるくらいのすごく大事な試合になる」と見ている。借金3とはいえ、粘り強さが出てきたオリックス。今季の命運を占う試合になるかもしれない。

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