5月1日(土)東京六大学野球春季リーグ戦 東大1回戦 @明治神宮野球場
12奪三振完封で今季初白星を挙げた
3連勝と勢いに乗る慶大が東大1回戦に臨んだ。2回裏、二死満塁のチャンスを作ると2番・渡部遼人(環4・桐光学園)が四球を選び押し出しで1点を先制。4回裏、1番・廣瀬隆太(商2・慶應)の左適時二塁打と5番・下山悠介(商3・慶應)の右前への2点適時打で3点を加える。続く回にも2点を挙げ、5回までにリードを6点に広げる。6、7回は相手投手陣が粘るものの8回2死一、三塁の場面で代打・若林将平(環4・履正社)が中堅へ適時二塁打を放ち、ダメ押しとなる7点目を挙げた。投げては先発・森田晃介(商4・慶應)が9回6安打12奪三振で完封勝利。バックも無失策で森田の好投を支え、慶大が7ー0と快勝した。
東大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 慶大 0 1 0 3 2 0 0 1 X 7
東大バッテリー:●井澤、小宗、柳川、鈴木健-松岡
慶大バッテリー:○森田-福井
◆慶大出場選手
1 [4] 廣瀬隆太(商2・慶應) 2 [8] 渡部遼人(環4・桐光学園) 3 [7] 萩尾匡也(環3・文徳) H 奥村拓馬(商3・慶應) 7、9 新美貫太(政4・慶應) 4 [3] 正木智也(政4・慶應) 5 [5] 下山悠介(商3・慶應) 6 [6] 朝日晴人(環3・彦根東) 7 [9] 橋本典之(環4・出雲) H 若林将平(環4・履正社) 7 上田寛太(商4・郡山) 8 [2] 福井章吾(環4・大阪桐蔭) 9 [1] 森田晃介(商4・慶應)
東京六大学野球春季リーグ戦は折り返し地点となる第4週を迎えた。先週に続いて無観客の明治神宮球場は一時悪天候に見舞われたが、選手たちは変わらず熱いプレーを見せた。
慶大は2回裏、相手投手・井澤駿介(農3・札幌南)の制球の乱れに乗じて1点の先制に成功する。投げては先発・森田が3回までに6つの三振を奪い、見事な立ち上がりを見せた。
追加点が欲しい4回裏、先頭の福井章吾(環4・大阪桐蔭)が右二塁打で出塁。9番・森田が三振に倒れるものの、続く廣瀬が左適時打を放ち2点目を入れる。その後2つの死球を挟み、2死満塁の場面で3番・下山が右前2点適時打を放ちさらに得点を重ねた。
5回表、森田は2本の安打と犠打で1死二、三塁のピンチを迎えるが、後続を連続三振に切り相手に流れを渡さない。ピンチを切り抜けた慶大は5回裏に内野ゴロと失策の間に2点を加え、試合を優位に進める。
6回からはお互い走者を出すものの得点にはつながらず、試合は8回裏を迎える。2死一塁から朝日晴人(環3・彦根東)が左安打で繋ぎ2死一、三塁のチャンスを作ると打席には代打・若林。外よりの直球を適時二塁打とし試合を決定づける7点目を挙げ、見事起用に応えた。
最終回のマウンドにも森田があがった。走者を出したものの最後の打者を右飛に抑え、19年秋以来2度目の完封勝利を手にした。
4連勝で勝ち点を4とし、立大を抜かして単独首位となった。打っては2試合連続二桁安打、守っても3試合連続無失策と隙のない野球を続ける慶大ナイン。明日も投打で圧倒し、首位をがっちりキープしたい。
(記事:春日 亮汰)
◆打撃成績
1 [4] 廣瀬 中飛 四球 左中2① 左2 中安 2 [8] 渡部遼 遊安 四球① 死球 二ゴロ① 左飛 3 [7] 萩尾 三ゴロ 空三振 見三振 遊失 H 奥村 7、9 新美 四球 4 [3] 正木 四球 右飛 死球 遊ゴロ 併殺打 5 [5] 下山 見三振 二ゴロ 右安② 投ゴロ 四球 6 [6] 朝日 二安 四球 四球 二安 左安 7 [9] 橋本典 四球 遊飛 見三振 一ゴロ H 若林 中2① 7 上田 8 [2] 福井 空三振 右2 四球 一ゴロ 二ゴロ 9 [1] 森田 二飛 空三振 バ三振 捕邪飛
◆投手成績
森田 9 33 129 6 12 1 0 0
◆選手コメント
森田 晃介(商4・慶應)
野手の好プレーのおかげでなんとか最後まで投げ切ることができました。チームの勝利に貢献できて良かったです。明日も勝てるように頑張りたいです。ネット中継で応援してくださってみなさん、ありがとうございました。
※当記事は緊急事態宣言発令を受け、オンライン中継を見て執筆しました。