東彼東彼杵町の町立千綿小の全校児童107人と東彼杵中の1年生49人が26日、平似田郷にある両校の茶園で、そのぎ茶の茶摘みに汗を流した。
毎年、この時期に取り組む恒例行事だが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2年前は天候不順のためにそれぞれ中止となり、3年ぶりに実施した。児童生徒は青々と輝く新芽を一つ一つ丁寧に手摘み。千綿小では初めて体験する低学年児童に、高学年がやり方を教える姿も見られた。
学校茶園は戦後からあり、1992年に現在の場所に移った。普段は地元の茶農家、長岡正司さん(58)らが管理している。収穫した新芽は工場で製茶した後、保護者らに販売する。
千綿小6年の藤原愛さん(11)は「久しぶりにみんなで茶摘みができてうれしかった。茶園を管理してくれている人たちに感謝している」と話した。
そのぎ茶手摘み「久しぶり」 千綿小、東彼杵中児童ら
- Published
- 2021/05/02 11:30 (JST)
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