ヤンキースが借金完済に王手 タイオン2019年以来の白星

【タイガース4-6ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは今季5度目の先発となったジェイムソン・タイオンが5回3安打8奪三振1失点の好投を見せ、今季初勝利(2敗)をマーク。パイレーツ時代の2019年5月1日(現地時間)のレンジャーズ戦以来、ちょうど2年ぶりの白星となった。打線はアーロン・ジャッジとグレイバー・トーレスがそれぞれ3打点を叩き出す活躍。2点リードの最終回は守護神アロルディス・チャップマンがわずか7球で三者凡退に抑え、ヤンキースは今季の成績を13勝14敗として勝率5割復帰に王手をかけた。

キャリア2度目のトミー・ジョン手術により昨季を全休したタイオン。「メジャーに復帰できるかどうか100%確信が持てない時期もあった。ここまで来られたのは多くの人々のおかげだし、今は先発登板を重ねることを楽しみにしている」と復活の白星を喜んだ。5回79球を投げて失点は4回表にジャイマー・キャンデラリオに浴びた2号ソロによる1点のみ。5回表に二死1塁から連続四球で満塁のピンチを招いたが、高めの速球でミゲル・カブレラを空振り三振に仕留めた。

3回裏にトーレスのタイムリーで先制したヤンキースは、1対1の同点で迎えた5回裏にジャッジのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。6回裏にはジャッジとトーレスがそれぞれ2点タイムリーを放ち、一挙4点を追加した。2点リードの最終回を締めくくったのは今季絶好調のチャップマン。ウィリー・カストロを3球三振、カブレラを1球でセカンドゴロ、ジョナサン・スコープを3球三振に仕留めた。今季の成績は防御率0.00、被打率.069、奪三振率22.00という驚異的なものとなっている。

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