堀内恒夫氏が巨人の変則左腕2人に注文「キレ、コントロール、スピードが追いついてこないと」

堀内恒夫氏

巨人元監督の野球評論家・堀内恒夫氏が2日、自身のブログを更新。6―9で2連敗を喫した1日の中日戦(東京ドーム)を振り返り、中継ぎ陣に苦言を呈した。

「たくさん出てくれば」のタイトルで堀内氏は
「久しぶりにたくさんのピッチャーが出てきた。
たくさん出てくれば調子のいいのも悪いのも出てくる」と先発・今村が5回途中4失点とKOされ計7投手が登板した試合を総括。その中でも「ただ、観ていて思ったのは大江と高梨」とサイドスロー左腕2人を名指しした。

「ボールのキレ、コントロール、スピード。それらが追いついてこないと
去年のようにはいかないよ。変則的な投げ方だけでは相手がだんだんとわかってくるからね」と堀内氏はパフォーマンスの低下を指摘した。

3番手・大江は2安打2四球3失点を喫し8試合で防御率3・86と数字が悪化。6番手・高梨は1回無失点と11試合で防御率0・00をキープも、1安打1四球で走者を背負った。

巨人の「18」を背負った堀内氏だけに、変則左腕2人の不調をいち早く見つけた様子。また160キロ超の直球を誇る守護神・ビエイラにも「速いだけじゃ持たんよ」と緩急の大事さを改めて訴えた。

チームを愛するがゆえの堀内氏の苦言。OBからの直言を果たしてG投手陣が力にできるか。

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