2日、阪神競馬場で行われた古馬長距離王決定戦、GⅠ第163回天皇賞・春(4歳以上、芝外→内3200メートル)は、福永祐一騎手騎乗の3番人気ワールドプレミア(牡5・友道厩舎)が直線の追い比べを制し、19年菊花賞以来となるGⅠを手にした。
18度目の挑戦で自身初めてとなる天皇賞・春制覇となった福永騎手は「もう少しスタートを決めていい位置につけたかったんですが、スタートが良くなくて。それでも前に有力馬を見ながら進めましたし、よく抜けてきてくれたと思います。全馬が死力を尽くしたいいレースになったと思いますし、本当に馬がよく応えてくれました」とパートナーのスタミナを称賛した。
これで父の福永洋一元騎手(1976年エリモジョージで勝利)に次ぐ親子制覇となったが「親子制覇はアレですけど、天皇賞という非常に格式高いレースを勝てたことは本当に光栄です」と歴史あるGⅠを勝って誇らしい表情を見せた。