MF李康仁 “幽霊化” で移籍金大暴落! 新天地候補は増加の可能性

MF李康仁(ロイター)

スペイン1部バレンシアの韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=20)の移籍金が大暴落している。李は4月に入って出場機会を得られず、選手としての価値にも大きく影響が出ているようだ。

韓国メディア「スポータルコリア」は「バレンシアが李を〝幽霊化〟したことで、自然と移籍金の相場は下落した。最近は400万ユーロ(約5億2000万円)まで下がってしまった」と報道。今季レギュラーとして活躍を続けていた頃は一時3000万ユーロ(約39億円)まではね上がった李の価値は、バレンシアでの冷遇により大暴落しているようだ。

しかし同メディアは、この暴落が李にとってはプラスに働くとみている。スペインメディアの報道を引用した上で「皮肉なことに移籍金が下落したことで他のチームからの関心はより一層大きくなった。現在はベティス、レアル・ソシエダ、セビリア、ビリャレアルのようなスペインリーグの重要なクラブが手頃な価格で李を迎え入れる機会をうかがっている」と報じた。

これまで李を巡ってはイタリア1部ユベントスやイングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンなど資金力のあるチームに移籍先候補が限られていたが、移籍金が暴落したことで財政事情の厳しいスペインクラブにも門戸が広がったというわけだ。

バレンシアでの窮状が李にとっては吉と出るか凶と出るか。

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